VXミル/微粉砕用竪型ローラミル
本製品の担当窓口 機械システム事業部
概要
高効率かつ大量処理が可能な微粉砕機 VXミルは3個のローラと回転するテーブルの間で原料が粉砕層をつくり、摩砕により圧縮・剪断されながら粉砕される機構です。粉砕された原料は旋回上昇気流により上部セパレータへ運ばれ、高速回転するロータ部で分級されます。 |
特長
用途
石灰石、石膏、タルク、ジルコンサンド等の鉱石や鉱物 石炭、オイルコークス、グラファイト、電解鉄、二酸化マンガン セラミック原料、高炉スラグ、セメント原料、SiC セルロース等、バイオマス由来の化成品 瓦屑やホタテ貝殻などのリサイクル処理、金属滓の分離回収 |
詳細
機能
VXミルとセパレータの組み合わせ
VXミルは3種類のセパレータと組み合わせ、粗粉から超微粉の製品を生産します。
構造図 | |||
製品粒度 | 5~20μm(=D50) | 10~数十μm(=D50) | -75μm80%以下 |
分級機 | シャープカットセパレータ | ウィザーセパレータ | 固定式セパレータ |
ミル型式 | VXミル |
仕様
サイズと粉砕能力
型式 | 粉砕能力 [t/h] |
電動機出力 [kW] |
VX-015 | 0.01~0.02 | 2.2~3.7 |
VX-03 | 0.2~0.5 | 7.5~15 |
VX-05 | 0.8~1.4 | 15~37 |
VX-06 | 1.4~2.0 | 45~55 |
VX-07 | 2.0~3.0 | 55~75 |
VX-08 | 3.0~5.0 | 75~90 |
VX-08H | 4.0~6.0 | 90~110 |
VX-10 | 5.0~8.0 | 132~150 |
VX-10H | 6.0~10 | 170~190 |
VX-12 | 8.0~12 | 220~250 |
VX-14 | 12~18 | 260~300 |
① 石灰石を-45μm(330mesh)99.9%に粉砕する場合の粉砕能力を示します。
② VXミルとシャープカットセパレータを組合せた場合の粉砕能力を示します。
③ 粉砕物の種類および製品粒度により、電動機出力を変更する場合があります。
その他
フロー
処理物および用途に合わせて4種類の基本フローがあります。
■開回路・負圧方式
用途・・・一般的な使用例
■開回路・加圧方式
用途・・・特に石炭・オイルコークス等の燃料を直接バーナに空気輸送する場合
■閉回路・循環方式
用途・・・乾燥粉砕および、生石灰など大気中の水分を嫌う原料粉砕の場合
■下部排出方式
用途・・・金属滓の再資源化を行う場合
本ページの所管部署 機械システム事業部