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熱風弁 [栗本鐵工所]

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熱風弁

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概要


厳しい環境・要求に耐えぬく、歴史あるクリモト 熱風弁

製鉄所の熱風炉周りに取付け、1000~1400℃の熱風を流通遮断するため、水冷構造となっており、弁箱内部には耐火物を施工しております。

呼び径 400~2100mm

特長

弁箱、フタおよび弁体の主要部材

鋼板の溶接構造で製作されているため、補強部材を柔軟に配置することが可能で、強度や剛性を高めることが比較的容易です。そのため、大口径バルブの製作に適しており、高温高圧操業を行っている国内や海外の大型高炉で採用されています。

弁箱、フタおよび弁体の設計

FEMを用いて構造および熱伝導解析を行い、適切な強度、剛性および冷却性能を確保しています。また、実機応力、撓みの測定や実操業中の熱風炉で各部の温度測定を行い、妥当性の確認を行っています。

揺るぎない断熱性と耐久性

熱風に直接曝され、最も厳しい熱影響を受ける弁箱弁座および弁体弁座には、継ぎ目のない一体リング成形された素材を用いて製作することにより、均一な品質を確保しています。リングの材質は低炭素鋼の高温特性を改善するために、クロームとアルミニウムを含んだ鋼材を使用しています。

CO2排出量を低減、省エネタイプ

冷却水により冷却されているのは、弁座と弁箱の一部および弁箱とフタの接続小判フランジ部分のみであり、フタは非水冷となっています。このため、全面水冷式と比べて脱熱量が低減し、投入するガス燃焼によって、本形式を省エネタイプと呼ぶ場合もあります。

優れたメンテナンス性で修理時のコストダウンを実現

経年劣化する弁座等の部材を取り替えることが可能です。構造が複雑なため、当社専用工場での修理となります。専用工場は国内にありますので突発的な修理の対応も可能です。弁箱、フタの内面は全面耐火物または断熱材で保護されており、直接熱風に曝されないため、鉄皮の損傷が少なくなり、修理時の部材取替コストが低減できます。

詳細

仕様

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