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CO2排出量削減とダクタイル鉄管の生産合理化に向けた設備投資を本格化 [栗本鐵工所]

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CO2排出量削減とダクタイル鉄管の生産合理化に向けた設備投資を本格化

2024/07/29

 株式会社栗本鐵工所(本社:大阪市西区、社長:菊本一高)は、2024年度から始まった中期3ヵ年経営計画において、CO2排出量削減と主力製品であるダクタイル鉄管のさらなる生産合理化に向けて、ダクタイル鉄管を製造する2工場(堺工場:大阪府堺市、加賀屋工場:大阪市住之江区)への設備投資を本格化いたします。

1.背景

 ダクタイル鉄管は日本国内において、主に上下水道の主要管材として長年使用されております。近年の水道普及率は98%を超えているものの、老朽化に伴う更新や耐震化に向けた需要は今後も期待でき、継続的な製品の安定供給が求められています。同時にカーボンニュートラルに向けた機運が世界的に高まっており、製造工程において排出される温室効果ガス(GHG)削減は喫緊の課題となっております。
 これらの課題を解決するには、従来は各工場でそれぞれ実施していた製造工程の一部を統合し、これまで以上に効率的な生産体制を早急に構築すべきと判断し、設備投資を進めるに至りました。

2.概要

 ダクタイル鉄管の製造工程における上工程を加賀屋工場へ集約し、エネルギー使用量が大きい設備を一カ所にまとめることによるCO2排出量削減を目指すとともに、製造設備の集約や人員の最適配置による生産の効率化を図ります。
 なお、製造工程の下工程は従来通り、各工場での実施を継続いたします。

3.スケジュール(予定)

 2026年7月 新生産ラインの稼働開始

 当社は本件をはじめ、ダクタイル鉄管の製造工程で燃料として使用している石炭コークスを植物由来のバイオ燃料に転換する取り組みやカーボンフリー電力への切り替えなどにより、CO2排出量削減に寄与する生産体制を構築し、2030年度にCO2排出量50%削減(2013年度比)の目標達成を目指します。また、ダクタイル鉄管の上下水道をはじめとする様々な市場への安定供給を継続し、製品・サービスを通じて持続可能な社会へ貢献してまいります。

本件に関するお問い合わせ
株式会社栗本鐵工所 パイプシステム事業部 業務部
電話 06-6538-7641

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CO2排出量削減とダクタイル鉄管の生産合理化に向けた設備投資を本格化

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