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当社取締役会の実効性に関する評価結果の概要について [栗本鐵工所]

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当社取締役会の実効性に関する評価結果の概要について

2024/06/27


 この度、当社コーポレートガバナンス・ガイドラインに基づき、2023年度における当社取締役会の実効性に関する分析、討議、評価を実施しましたので、その結果の概要を下記のとおりお知らせいたします。

1.実効性評価の方法


 取締役、監査役全員を対象に取締役会の実効性に関するアンケートを実施し、回答を得ました。このアンケート結果をまとめ、取締役会における分析・討議を通して、当社取締役会の実効性に関する評価をおこないました。

評価対象期間:2023年4月1日~2024年3月31日
評価者:全取締役および全監査役(12名)
アンケート質問の大項目:全24問
1.取締役会の構成
2.取締役会の役割
3.取締役会の運営
4.コーポレートガバナンス・コード対応およびその他課題への対応
5.総評

2.取締役会の実効性に関する分析および評価の結果


 当社取締役会においては、提案された議案に対し、社内・社外の区分なく積極的な意見交換および建設的な議論が交わされ、監査役の確認行為や意見表明も踏まえ、意思決定がおこなわれております。
 2023年度は、取締役会の運営は適切であるものの、取締役会の構成について、取締役が備える経験・知見・専門性にやや偏りがあるとの意見が出され、バランスの良い取締役会構成に向けた具体的対策を、取締役会および指名・報酬委員会において検討する必要があることを確認しました。また、取締役会の役割については、個別課題への対応は進んでいるものの、長期的視点に基づく会社の方向性について、具体的施策や時間軸に基づく議論が必要であるとの意見が出されました。なお、個別的課題として挙げておりましたESG・SDGs経営については、一昨年度に引き続き、CSR委員会での審議を重ねたことに加え、取締役会等においても定期的に報告・審議をおこない、新中期3カ年経営計画において具体的施策への落とし込みを図りました。また、後継者計画(サクセッションプラン)については、仕組みづくりに向けて、取締役会として適切に監督することができました。
 以上より、当社取締役会は、当社コーポレートガバナンス・ガイドラインにおいて定める「当社および当社グループにおけるコーポレートガバナンスに関する基本的な枠組みおよび方針を定め、当社グループの持続的成長および中長期的な企業価値向上に資するコーポレートガバナンスの実現を目指すこと」という目的に則り、取締役会ならびにその諮問委員会である指名・報酬委員会等の補充機関がそれぞれの役割を適切に果たし、有効に機能しているものと判断いたしました。


3.今後の課題、取り組み方針


 当社取締役会は、実効性評価に関するアンケートを通じ、以下の事項を課題として認識し、引き続き取締役会として議論し、改善に向けて取り組んでまいります。

1) 取締役会の機能を果たすうえで、経験・知見・専門性等のバランスがとれたより良い取締役会の構成を目指し、取締役会および指名・報酬委員会において検討をおこなう。また、最高経営責任者を含む経営幹部等のサクセッションプランの実施について、スキルマトリックスも踏まえ、取締役会による適切な監督と支援をおこなう。
2) 中長期的な観点から経営課題を議論する機会を増加させるため、具体的な取り組み課題毎に、担当取締役(あるいは執行役員)を決定し、当該担当役員のリーダーシップのもと、着実な進捗を図る。特に、資本コストを意識した事業の効率性・収益性の向上については、定量的な目標設定およびKPIの検討を進め、事業部門への落とし込みを図っていく。


これらの施策を通じ、コーポレートガバナンス体制の充実に努めてまいります。

以上

カテゴリ:企業情報