JR西日本新型車両227系に当社製ブレーキディスクが採用されました
2022/06/30
株式会社栗本鐵工所(本社:大阪府大阪市、代表:菊本一高)は、JR西日本様が導入する新型車両227系について、当社製のブレーキディスク、ライニングホルダおよびライニングが採用されることになりました。
●背景
JR西日本様では岡山・備後エリアにおいて、安全性、快適性、利便性を向上させた新型車両227系車両を2023年度以降に導入することとなりました。
その新型車両227系に、JR西日本様をはじめとして国内の鉄道車両に広く採用されている、信頼性の高い当社製特殊鋳鉄NCM-Aブレーキディスクが採用されました。
また、2005年にJR西日本様で導入された321系車両に初めて採用され、以降の新型車両のディスクブレーキ装置に採用され続けております省メンテナンスホルダおよび専用ライニングも合わせて227系車両に採用されました。
●概要
車両形式 :227系 導入エリア:岡山・備後エリア 数量 :・ブレーキディスク:404組 ・省メンテナンスホルダおよび 専用ライニング :404組 |
提供:JR西日本様 |
●NCM-Aブレーキディスクの特長
1964年の新幹線開業に合わせて開発され、約40年間新幹線用ブレーキディスクとして提供し続けた信頼性のある特殊鋳鉄NCM材をベースとして、ブレーキディスクに必要な「安定した摩擦特性」、「耐熱き裂性」、「耐摩耗性」に優れ、さらに強度を向上させたブレーキディスクです。内部応力が少ない鋳造プロセスによって製作されるため、熱にも強いのが特長です。
●省メンテナンスホルダおよび専用ライニングの特長
ライニング交換時の着脱をワンタッチ化することで、取替時間の大幅な短縮、裏金一体成形の専用ライニングによる交換部品の簡素化により、車両メンテナンスの省力化に貢献しています。 |
当社は、今後も鉄道車両のブレーキ性能の更なる向上と安全性の追求を目指すとともに、品質第一を掲げ交通インフラを支える鉄道事業者様の安心、安全に貢献し続けてまいります。
以上
本件に関するお問い合わせ
株式会社栗本鐵工所
素形材エンジニアリング事業部
電話 06-6538-7304
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